金澤翔子の一人暮らし「重度なダウン症」の私生活を金スマで紹介【画像】

2017年4月21日(金)放送、TBS系列「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」
20時57分~22時00分
ダウン症の天才書家・金澤翔子に密着。
大河ドラマの「平清盛」の題字を書いた天才書家・金澤翔子。
金澤翔子の場合は母親も書家だったこともあり、必然的に書道を身につけ、生活の中に書道が根付いていた。だが、一方で、重度のダウン症の病気も掛かっている。
そんな重度なダウン症なのに一人暮らしをしている金澤翔子の生活に密着。
今夜の放送に先駆け、金澤翔子の人物像、ダウン症とはいったい何なのかまとめてみた。
■目次
金澤翔子プロフィール
金澤翔子(かなざわ しょうこ)
生年月日 1985年6月12日
出身 東京都
母も同じく書家の金澤泰子。
金澤泰子が高齢出産にあたる42歳で金澤翔子を出産し、新生児期に敗血症にかかってしまう。
「敗血症」というのは、体内にばい菌が侵入し、それが蔓延している末期の状態。
通常、血管内にばい菌が入っても、白血球による攻撃で撃退するので、敗血症にはならない。だが、白血球による攻撃も効かず、臓器という臓器全体に菌が蔓延している状態を敗血症と呼ばれ、自然治癒が出来ない状態。
放置すると、極端な発熱や血圧の低下から、意識障害などを起こし、最終的に多臓器不全で死亡もありえる状態だった。
その原因が重度のダウン症による内臓疾患と知らされた母親の泰子は「我が子と共に死のう」とも考えたそうだが、夫の熱心な想いと遅咲きながらも少しずつ育っていく子の姿を見て思いとどまったという。
ダウン症ながらも5歳の頃から書道を教えるとその才能を開花。
1995年全日本学生書道連盟展に「花」を初出品以降、1999年、日本学生書道文化連盟展に「龍」を出品し銀賞を受賞。
2000年にも同じく日本学生書道文化連盟展に「延命十句観音経」を出品して銀賞を受賞。2001年、日本学生書道文化連盟展に「舎利札」を出品し、学生書道としては最高位である金賞を受賞と多くの賞を受賞、2012年のNHK大河ドラマ「平清盛」の題字を担当し、「天才書道家」の知名度が一気に上がり、注目を集めている。
金澤翔子の書家とは
基本的に書家は自称することで、その日から書家になれる。
ただ、周りから認知されるかはであり、その才能を評価されなければ意味がない。日本には書道団体が複数あり、そこでの書道師範免許とればそこの団体の中では先生になれる。国家試験ではないが、文部科学省の書写検定一級取れば書道の先生としてなれる。
大学にも書道学科、書道専攻が存在し、そこを卒業すれ先生になれるが、基本的に金澤翔子のように書家と呼ばれるレベルになるには、全国規模の書道展で受賞するなどしないと書家とは呼べないだろう。
そうすることによって毎日展、読売展、産経国際書道展、東京書作展(東京新聞)と書道の会員をとれば「書道家」と名乗ること、また呼ばれることが多い。
金澤翔子の書道は母の師事によるもの。
なので、講演会や個展、席上揮毫などに金澤が出席する際には必ず母親が同席している。
金澤翔子は重度なダウン症とは
金澤翔子はダウン症の書道家。
ダウン症は見た目や発する声、音などから知的障害な人を指しがちだが、一般的に知的障害を伴っている人は低い。小学生でもダウン症の子供は会話も成立し、他人とのかかわりもさほど苦にならない。
なので、大人になって発見されるような軽度のダウン症は、症状がわかる要因となっている。
ダウン症にも幾つか種類があり、ダウン症は21番目の染色体の異常で「21トリソミー」と呼ばれるもの。このトリソミーが起こる仕組みによって分けられ、ダウン症の種類が分類される。
・標準型
親の精子と卵子が受精した時にどちらかの染色体の数が多かったせいで、子供の染色体の数が多くなる異常を「標準型」と呼ばれる。これは遺伝するものではなく、ダウン症の90%以上を占める。
・転座型
染色体が組み変わる際に正しくない形でくっついてしまった(転座)ものを「転座型」。片親の染色体が転座していたために起こる遺伝性のもの。
染色体の数ではなく染色体そのものの以上であるため、子供にも因子(転座した染色体)が遺伝する可能性でダウン症になる。ダウン症の中での割合は5%程度。
・モザイク型
正常な受精卵の発生途中で染色体の不均衡が生じ、結果として染色体数異常の細胞が全身にまばらに存在するタイプが「モザイク型」。遺伝性はなく、モザイク型は細胞の一部は正常、一部はトリソミーというように混在する。そのため、あまり重度な障害が無い場合が多く、心臓などにも異常が少ない。
金澤翔子の重度のダウン症というものは、ダウン症以外に内臓疾患をともなったもの。
生まれすぐに敗血症になったり、ダウン症以外に伴った疾患がある場合に重度なダウン症という呼び方をするようだ。
金澤翔子の一人暮らし
ダウン症は個人差が大きく、人それぞれ違う。
同じダウン症で「21トリソミー」と診断されていても、日々のトレーニングによって、成長して大きくなるにつれてより個人差が出る。
ダウン症の赤ちゃんも、健常な赤ちゃんも赤ちゃんのうちは同じ。
その後の離乳食の進み方や疾病、活動内容、生活のパターンなどなどなどさまざまな要因により、個人差が出てくる。成長には「身体的な成長」と「精神的な成長」の両方があるが、「身体的」な部分では、誰でも風邪をひいたり、発熱したりする。その回数が多いと、成長のペースもゆっくりになるのと同じで、ダウン症も個人差が激しい。
ダウン症の軽度であれば、十分一人暮らしの生活できるが、ダウン症の弊害で、遺伝要素のない脳障害などであれば、自立の確立は大きく下がる。
人間関係は、親子以外にもいろいろある。
それは、健常でも障害でも同じで、知能面で何の問題がなければ就職、自立できる人は多い。目が不自由な人でも、視力に重点を置かない職種で働かれている人は多いし、自閉症のダウン症でも、作曲家である東田直樹さんのように世界的に活躍も出来る。一般の人でも仕事につくことも可能だし、障害者の雇用施設で働いている人も多い。
親は、そのために、「自活できる力をつけてあげること」、人に恵まれるように育てることが大事であり、それは、健常児を育てる親も同じ事。
おそらく、金澤翔子の一人暮らしは健常児の人よりは大変だろうが、親が口出しするのは簡単。金澤翔子の頑張りを周りがとやかく言える立場ではない。
今夜の放送では、金澤翔子の一人暮らしに密着。
重度なダウン症となる金澤翔子の私生活と苦悩、ダウン症で生まれてきた思いを語る。
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